うつ病によっても種類が違う!早期に相談することで発症を食い止める

カウンセリングを含む治療

看護師

焦らない治療

うつ病の治療法は、患者の症状によって医師が方針を決めています。しかし、医師や薬に頼るだけではなく、患者本人が前向きな気持ちで治療を受けなければ、改善することが難しい病気でもあります。治療前には、医師から納得いく説明を受けることが大事ですが、これは、治療の時に不安や心配し過ぎることを防ぐ意味も含まれています。例えば、妊娠・出産に関連した女性特有のうつ状態がいくつかあります。強い不安、パニック発作、産まれた子供に興味が持てないなどの症状が続くこともあります。このうつ病の治療では、抗うつ薬などで早めに治療することが大切です。ただし、薬によっては母乳中に微量が分泌される可能性があります。薬の使用については、1人で心配し過ぎないように、主治医とよく相談することが大事です。他にも、反抗的な行動などが現れることのある子供のうつ病、この治療の時にも、抗うつ薬が効果的な場合も少なくありません。しかし気を付けたいのは、薬に支配されてしまう、自分が否定されている、というような受け取り方をする子供も多い点です。強制的な服用は決してよい結果ばかりを生むわけではなく、子供のそのような心理状態に気を配って、慎重に治療を進めていくという姿勢が必要になります。精神科・心療内科などの病院では、状況によってカウンセリングに重点をおくことがあります。というのも、うつ病がある程度改善したら、職場や学校などへの社会復帰を始めます。しかし、焦りは禁物で、時期が早すぎる場合や、復帰後の環境調整が不十分だと、再発することがあるからです。退院の時期は、自宅療養できる状態になった時で、この目安にもカウンセリングに重点がおかれており、特に、自殺や身体の衰弱などの危険性が低くなっているかどうかを図っています。うつ病の患者は、少しでも症状が改善すると、社会復帰を焦る傾向にあります。病院で重要といわれるカウンセリングには、焦る患者をなだめる意味も含まれています。復帰後の生活に耐えられる状態なのかどうか、カウンセリングでは患者の状態や反応を見て、症状が悪くなるようであれば、復帰を延期させます。完全に改善してから社会復帰なのかというと、それも現実的ではなく、治癒までに年単位を要します。また、社会復帰をする中で問題解決をしながら状態を安定させていくことも大切な過程です。ですから、自分のできる範囲を焦らず広げられる状態を見極めたり、患者自身が客観視できたりするためにカウンセリングは必要な治療法の1つなのです。